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 社名の由来    円相=円窓は禅における書画のひとつで、図形の丸(円形)を一筆で描いたものです。円の中にはなにも描かれていませんが、そこは無ではなく空、すべてのものがそこから生成する「場」です。また、円は「永遠に循環し、途切れることがない」ものの象徴です。

人の生老病死も、四季の巡りも、循環する有機的な〈いのち〉の営みそのものです。グローバリズムが象徴する「0」と「1」のデジタルで無機質な世界観を離れ、「循環し、途切れることがない」新たな価値と思想を創造したい。それが社名に託した希望です。

円窓社について

 1988年の法人設立以来、26期務めた株式会社雲母書房を後進に譲り、2014年10月末日をもって、代表取締役を退任いたしました。この間、330冊ほどの書籍を出版し、世に問うてきました。

さて、これからどうしたものかと思案した結果、自分の出版人生でやり残したことがまだたくさんあると気づきました。いえ、やり残したどころか、まだ緒についたばかりという気持ちのほうが強い。

以上のような経緯から、2カ月の準備期間を経て、この度、2015年1月9日付で、株式会社円窓社(えんそうしゃ)を設立いたしました。これからの仕事は出版を基軸にしつつ、雲母書房の後半に手掛けてきたセミナー事業も抱き合わせて、二足のわらじでのスタートとなります。

セミナーのほうは、「なるほどケア塾」という主催者名で、全国各地で事業展開してまいります。セミナー事業も併せて、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。